綿花栽培
国産オーガニックコットンを!
(苗を植えました編)
■いよいよ念願の自社の綿栽培が始まりました
日本は温暖多湿な気候で、綿花栽培には適した気候です。日本の綿自給率は何%くらいだと思われますか?江戸時代は綿花自給率100%でしたが、現在はなんと、ほぼ0%! 和綿は夏には湿気を吸い、冬には空気を含んで温かくなる日本の気候に適した繊維です。 綿花自給率を1%でも上げたい、そして国産オーガニックコットンの良質な綿を使った靴下で「日本人の誇りと良きものを纏う喜びを復活させたい」その思いを込めて、自社にて綿花の生産を開始いたしました!
▲奈良県広陵町おしゃれっつ!靴下工場にて、綿花の種を蒔きました。
工場の皆様も綿花栽培は初めての経験です。
上手く育っていくかドキドキしながら毎日育てていただきました。
▲かわいい双葉が出てきました。
ポットから畑に植えるまでは
あと少しです。。
▲ポット内で苗が大きく育ちました。
畑に綿花の苗を植えていきます。
▲しっかりと
根も張っています!
▲ここからは畑の土の栄養をたくさん取りこんで
さらに大きくなるよう育てていきます。
靴下を製造するだけでなく原材料生産も日本産にすることで 真に強い産業として日本経済を復活せていきたいと考えています。 今後も綿花の育つ過程をご報告いたしますので、どうぞ楽しみにしていてください!
国産オーガニックコットンを!
(綿の花がさきました編)
■奈良県広陵町おしゃれっつ!靴下工場にて蒔いた綿花。
国産オーガニックコットンを使用した靴下の 製作を目標に、工場の皆様が心をこめて 育ててくださっています。 前回は、種まきから芽がでて、ポットから畑に 植え替えるまでのレポートをお届けしました。 今回は綿の花の写真を紹介いたします!
▲日当たりのよい畑で太陽の光をいっぱいに浴び、大きな葉に成長しました!
◆花が咲きました◆
▲畑には2色の花が!
◆実ができました◆
▲花が終わると、ついに実がたくさんできてきました!
綿の花は咲き始めがうすいクリーム色、翌日くらいにはピンク色になるそうです。花の色素が紫外線や湿度に反応して、アントシアニンに変化していくためだとか。
アントシアニンといえば、ブルーベリーや、紫キャベツ等の植物性の色素ですね。芙蓉の花と同じアオイ科の綿の花、色が変わっていく様子が素敵です。
■江戸時代は、綿花自給率100%だった、日本。気候や土は綿を育てるには適しているのですが、現在は輸入綿花に押され自給率ほぼ0%です。日本各地には農業者人口の減少、農家の後継者不足といった背景から耕作が放棄されている農地が沢山あります。国内での綿花栽培を広めていくことは、今後、休耕田を活かすことにつながるのではないでしょうか。また、綿花栽培は米や野菜とは違い大がかりな農作業ではないため老若男女問わずに就業できますので就労支援にもなることでしょう。
日本での綿花栽培を広げる第1歩として、
おしゃれっつ!では綿花栽培に 力をいれていきたいです。
国産オーガニックコットンが沢山できました!
(綿が出来ました!編)
■初めて、種から植えた綿花。ついに綿ができ、収穫しました!
●綿花は強い植物ですので半日陰でも栽培は可能ですが、綿の収穫量を上げる為には日当たりの良い地植えの方が花つきも良く、たくさん綿が収穫できるそうです。おしゃれっつ!靴下工場会長が耕す畑は栄養もたっぷり、日当たりも抜群ですので私達が想像していたよりもたくさんの綿の実ができました。
▲ふわふわの綿ができました
●収穫は綿の下の茎をハサミで切り取っていきます。この一つの綿の中には約15~30粒ほどの種が入っています。
綿は糸にするだけでなく、枝付きのままドライフラワーにして飾ったり、リース等の材料にしたりと様々な楽しみ方があります。鉢植えでも育ちますので、家庭でも綿栽培を気軽に楽しむことができます。
是非、綿花栽培に挑戦してみてください!
▲綿のドライフラワーです
収穫後、綿から種や葉等を取りのぞき、洗浄、乾燥、そして糸を紡ぐ準備をしていくことになります。採れた種は、また、次回の栽培に使用します。おしゃれっつ!では現在ほぼ自給率0%の日本製綿を、栽培、加工し靴下に使用していく予定です。「日本製綿の自給率を上げていきたい!」との思いで、綿花栽培の活動を始めております。今後も栽培は続けていきます、随時記録をご報告いたしますね!